こんにちは。郵便太郎です。
先日、所用で東京から広島に新幹線で行ったのですが、
「せっかくだったら大阪観光もしていこう」
と思い立ち、新大阪で途中下車しました。
と試行錯誤し、ある程度安く途中下車することができましたので、体験談を織り交ぜてその方法を説明していきます。

なんせ新幹線は初乗りが高い・・・
結論から言うと
・乗車券は「最終下車駅まで」買う
・困ったらみどりの窓口へGO
これらのテクニック(というか常識かも)を使って、何も知らずに途中下車してしまうよりも交通費を3~4000円安く抑えることができました。
以下で詳しく説明していきます。
新幹線で安く途中下車するには、仕組みを理解する
新幹線の乗車券と特急券の違い
新幹線の途中下車で損をしないためには、まず新幹線の乗車で使う2種類の切符の違いを理解する必要があります。
新幹線の乗車には、
②特急券:列車のグレードをアップするためのもの
の2種類の切符を使用します。
新幹線に乗る時、「あれ?なんで切符が2枚あるんだろう?」と思ったことがあると思います。
あれは、
①電車に乗る時と同じ「通常の切符」である「乗車券」と、
②新幹線という特急列車にグレードアップさせるための「特急券」
があるためです。
新幹線は、全体が有料席みたいなものなので、「通常+特急券」が全席で必要となり、2枚で1セットのように見えるのです。
新幹線で途中下車をしない場合は、2枚とも改札に入れてしまえば解決なので、2種類の切符について特に気にしなかったと思います。

だから途中下車の方法わからなくて焦りました・・・
ですが、途中下車をする場合は、「乗車券」と「特急券」で購入区間を変えなければいけないので、注意が必要です。
どういうことでしょうか。
詳しく説明していきますね。
新幹線の「乗車券」は途中下車OK:最終下車駅まで買う
上で説明したとおり、新幹線の乗車券は、「最終降車駅までの最低限の運賃」です。
「出発駅から最終降車駅まで運ぶ際の運賃」なので、乗車券は途中下車したとしても最終降車駅まで運んでくれます。
途中下車しても、区間が残っているのに切符を途中下車駅で回収されてしまったり、追加料金を取られてしまうことはありません。
ただし、のちで説明しますが、新幹線の乗車券で途中下車するには条件がありますので、しっかりと確認ましょう。

乗車券は、「最終下車駅までの運賃」と覚えよう!
新幹線の特急券は途中下車NG:途中下車駅まで買う
これに対し、新幹線の特急券は、運賃とは別の「列車を特急列車にグレードアップする」ための切符になります。
イメージとしては、JRの列車でよくあるグリーン車の料金(グリーン券)です。
グリーン券は、列車の運賃とは別に支払いますよね。新幹線は全席グリーン車だと思っていただければわかりやすいです。(イメージの話です。)
そして、グリーン券もそうですが、この特急券は「今乗っている電車をグレードアップする権利」です。
そのため、たとえ最終下車駅まで特急券を購入していても、途中下車してしまうと、今グレードアップした電車から降りてしまうため、そこから先の特急券の効果は失われてしまいます。
ですので、特急券は必ず「途中下車駅まで」購入するようにしてください。
新幹線で途中下車するときの注意点
基本的には、上で述べた内容だけ理解できていれば問題ないのですが、そのほかにも若干注意が必要なので説明します。
・「ネット予約(EXナビ/Express予約)」では乗車券のみの購入ができない
・個別に確認が必要な切符もある
このように、気にしなければいけない部分もあります。
それでは、それぞれ説明していきます。
新幹線の乗車券が片道101km未満は途中下車できない
まず、先ほど「乗車券は途中下車OK」とお話ししましたが、適用するにはルールがあります。
それは、
「乗車駅と最終下車駅」の距離が片道101kmを超えていること
です。
そもそも全体の乗車距離(乗車駅から最終下車駅まで)が片道101kmを超えていないと、途中下車することはできず、途中下車してしまうと、再度途中下車駅から最終下車駅までの乗車券を購入する必要が出てきます。
ちなみに、この101kmというのは、東京からだと熱海くらいになります。これ以上の距離を移動する場合は、途中下車しても乗車券の追加料金はかかりませんので、自動改札で乗車券が出てくるのを取り忘れないようにしてください。
「ネット予約(EXナビ/Express予約)」では新幹線の乗車券のみの購入ができない
次に、新幹線で途中下車する際の注意点としては、ネット予約(Exナビ/Express予約)では新幹線の乗車券と特急券を別々の区間で購入できない、という点が挙げられます。
なぜこのような話をするかというと、すでにお伝えしているように、新幹線で途中下車をする場合、切符としては
②特急券→「乗車駅から途中下車駅、途中下車駅から最終下車駅までそれぞれ購入」
というように、乗車券と特急券で別々の区間を購入する必要があるからです。
にも関わらず、JRが運営する切符の予約サイト「Express予約」や、アプリの「Exナビ」では、「乗車券と特急券を別々に」購入することができません。
※正確には、「特急券のみ」と「乗車券と特急券セット」は購入できますが、「乗車券のみ」は購入できません。結局別々の区間でそれぞれ買いたいので、意味なし!
なので、新幹線で途中下車する予定で、どうしてもネット予約を使いたい場合は、
ネット予約の「特急券のみ」で
①乗車駅→途中下車駅
②途中下車駅→最終下車駅
を購入し、
券売機で
乗車駅→最終下車駅
の乗車券を購入する必要があります。

めんどくさいので両方券売機が無難ですね。
特殊な新幹線の切符は事前に途中下車できるか確認
その他の注意点としては、旅行のツアーとセットになっている切符やなど、通常の購入方法でないものに関しては、その切符によって途中下車できるかできないかが異なってくることが挙げられます。
これらの切符に関しては、途中下車可能かどうか個別に確認することが必要になってきますので、購入した旅行代理店やJRに直接確認しておいたほうがいいです。

ツアーで途中下車するのは強者ですね
新幹線の途中下車で困ったら、結局どうすればいいか
というわけで、散々細かく説明してきましたが、
「こんな説明じゃわかんない!」
「結局、どうすればいいの?」
という方向けに、一言で解決策をお教えします。
ズバリ
おめでとうございます。全て解決です。そう、「みどりの窓口」ならね。
なにを隠そう、私も新幹線の途中下車の方法を散々調べ、丁寧に説明してくれているサイトを見まくった挙句、理解できずにみどりの窓口に駆け込みました。笑
みどりの窓口に行けば、優秀な社員さんが、
「東京から広島に行くんですけど、新大阪で降りるんですが安くできますか?」
という意味不明な私の要望にも笑顔で丁寧に説明してくれます。
というわけで、
「券売機の操作に自信がない!」
という方は、無駄なあがきをせずにぜひ「みどりの窓口」にいきましょう。
実際に新幹線で途中下車してみました
というわけで、説明した方法で途中下車することができるか、実践してきました。
今回は
東京→新大阪(一泊)→広島
という行程です。
今回購入した新幹線の乗車券と特急券は、以下の通りです。
特急券:東京→新大阪、新大阪→広島
もちろん、購入にあたっては東京駅のみどりの窓口に助けていただきました。笑
まず、「東京→広島」の乗車券と、「東京→新大阪」の特急券を改札に通して、無事に、東京駅の改札を通過しました。(当たり前ですが・・・)
そして、新大阪の改札に到着しました。
さて、無事に通過できるのでしょうか・・・・
はい、無事に通過!
「東京→広島の乗車券」のみ、改札からでてきました。
ちなみに、この日は新大阪駅前のできてすぐのカプセルホテルに宿泊しました。
お値段なんと、一泊2000円!
とても綺麗でした!
というわけで、次の日は、新大阪から出発しますので、
前日に改札から出てきた
「東京→広島」の乗車券と、「新大阪→広島」の特急券を改札に通します。
無事に新大阪駅の改札を通過することができました。
あとは広島の改札を出るだけです。
そして、最終目的地である広島駅の改札を通過しました。
これで、新大阪での途中下車を挟みつつの東京から広島までの行程は完了です。

お疲れ様でした。
新幹線で初乗り料金をかけずに途中下車する方法:まとめ
今回は、新幹線で途中下車をして初乗り料金をかけない方法を紹介しました。
・乗車券は「最終下車駅まで」買う
・困ったらみどりの窓口へGO
ぜひ、皆さんもお得に途中下車をして、新幹線の旅を楽しんでください。

読んでいただき、ありがとうございました。
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