こんにちは。郵便太郎です。
ここ数日、米国株が急落しており、米国株に投資している私は、かなり戦々恐々としています。
米国株に投資している方の中には、同じ心境の方が多いのではないでしょうか?
というわけで、これまでの経験をもとに、株価の急落への対策を3ステップで解説していきます。
結論から言うと、
ステップ2:急落した時ほど売らずに耐える
ステップ3:余裕がある場合は逆に買い増す
こちらになります。
ちなみに、私の実績を説明しておくと、
・独学で本を30冊くらい読んで学び、株式投資を開始
・これまでの利益は13万円(笑)
です。
資産が減っていくのは、精神的にも金銭的にも辛いですよね。
ただ、資産が減った時への対策を事前にしておくことで、投資での最終的な損失を減らしていくことができます。

適切な対策を実施して、賢く資産を増やしていきましょう。
長期投資で損しないステップ①:株価が急落しても慌てないだけの現金を確保しておく
まず、第一に対策すべきことは、
「株価が急落した時に、焦らないだけの現金を確保しておく」
ということです。
そもそも、投資をするのは、「資産を増やすため」ですよね。
ですから、資産価値が減っているときは、売らずに放置して、増えるまで待っていれば解決です。

それができればみんなやってますよね。
と、ここまでは簡単ですが、問題はここからです。
なぜ、みんな買ったときよりも「株価が下がっている時に売ると、損をする」と分かっているのに、資産価値が下がっている時に売ってしまうのでしょうか。
理由は二つです。
②金銭的要因:資産価値は減っているが、現金が必要なので、売る
どちらも、投資をした経験のある人ならよくわかると思います。
そして、この2つの要因には、1つの簡単な解決策があります。
それが
「資産価値が下がっても慌てないだけの現金を確保しておくこと」
です。
現金を確保しておくことによって、
「これ以上資産が減ったらどうしよう」という精神的要因と、
「今すぐ現金が必要なのに、価値が下がっている金融資産しかないから、損してでも売るか」という金銭的要因に対して、対応することができます。
ちなみに、個人的な感想ですが、給料の1ヶ月分くらいを現金で確保していれば、大体の突発的な支出には対処できますし、3ヶ月分ほど確保していれば精神的にもかなり安定してくるはずです。
長期投資で損しないステップ②:株価が急落した時ほど、耐える
それでは、大前提として、ステップ①の「必要最低限の現金を確保」したところで、株価が急落した時にどうしたらいいのかというと、
「売るという選択肢を捨てる=耐える」
ということです。
もちろん、個別株などに投資していて、その企業が倒産寸前の場合などは別ですが、
例えば、米国株の平均的な指数であるS&P500に投資している場合、一時的に株価が急落しても、長期的な視点で見ると成長していく可能性があります。
何と言っても、あのリーマンショックでさえ、数年後には復活しています。
というわけで、金銭的にはステップ①の「現金を確保」でクリアしていますので、
このステップ②においては、精神的要因(「もっと下がりそうだから、売らなきゃ」という焦り)に対抗することになります。
これについては、ある程度投資経験を積むことで、対処することができるようになります。
簡単にいうと、多少の金額の上下に動じなくなるんですね。
私も、最初のうちは
「一円でも損したら、売らないと!」
というほどビビっていたのですが、今では数万円単位で価値が動いても動じなくなりました。
やはり、これは投資の経験をある程度積んだことと、私の場合は積立投資をしているので、積立投資の仕組み上、「資産価値が下がった時ほどチャンス」ということを理解できたからだと思います。
積立投資の場合、「資産価値が下がった時ほどチャンス」という部分については、「【図解】初心者におすすめの積立投資ってなに?郵便局員が解説!」で詳しく説明していますので、投資初心者の方は,ぜひ参考にしてみてください。
長期投資で損をしないステップ③:株価が急落したら追加の投資をする
最後のステップとして、「株価が急落した時には、追加の投資をしていく」という点が挙げられます。
この点も、「【図解】初心者におすすめの積立投資ってなに?郵便局員が解説!」で詳しく説明しているのですが、
例えると、株価が急落している状況というのは、
100円で購入した鉛筆が、翌日には50円で売っている
というような状況です。
この場合、損失は
となります。
これに対し、鉛筆が50円になってしまっているときに、追加で鉛筆を購入するとどうなるでしょうか?
持っている鉛筆は2本になり、
損失は、
となります。
現在持っている鉛筆は追加購入分を合わせて、2本になりますから、
1本あたりの損失は
となり、追加購入することで
1本あたりの損失が50円から25円に、半分になりました。
価値が下がっているときに追加で購入しただけなのに、損失が減ってしまいました!
これは、投資の世界では難平(ナンピン)と言わている手法で、先ほどから説明している積立投資の手法も、広い意味でいうと難平になります。
ただ、この難平という手法は、価値が下がっているときに追加で購入するわけですから、投資先の価値が下がり続ける場合は傷口を広げてしまいます。
ですので、この戦略を採用する場合は、投資対象の価値が最終的に向上することが条件となります。

ここはめっちゃ重要です。
長期投資で損をしないために:初心者には投資信託の積立投資がおすすめ
さて、これまでの内容をおさらいすると、
ステップ2:急落した時ほど売らずに耐える
ステップ3:余裕がある場合は逆に買い増す
となります。
実は、初心者がこれらを実践するのにぴったりな投資手法が、「投資信託の積立投資」です。
投資信託とは、
投資のプロが様々な株を選んでくれて、1パックにしている投資商品で、100円から1円単位で購入することができます。
なので、投資対象の分散が自動的にできる商品になり、銘柄によっては「アメリカ全体」とか「世界全体」に投資対象を分散することが簡単にできてしまいます。
また、こんなに分散投資ができるのに、手数料が割安なものがあるのも特徴です。
しかし、中には法外な手数料を取っていたり、「投資信託」とは名ばかりで、集めた資金を再分配するだけの無意味な投資信託もあり、初心者は注意が必要です。
投資信託についての注意点は、「【簡単】初心者が投資信託を積立投資するときの注意点!郵便局員が解説」の記事でまとめましたので、投資信託の購入を検討している方は是非参考にしてみてください。
そして、この投資信託を購入するなら、自動積立設定がおすすめです。
これは、毎月定額を購入していく投資の設定で、上の鉛筆の例のように、資産価値が下がっているときも自動で買い増しをしていくので、資産価値が急落しても対応することができます。
この積立投資の詳しい説明については、「【図解】初心者におすすめの積立投資ってなに?郵便局員が解説!」で説明していますので、詳しい仕組みを知りたい方はこちらの記事も合わせて読んでみてください。
長期投資で資産の減少への対策を3ステップで解説:まとめ
今回は、米国株の急落を受けて、長期投資において金融資産の現象に対しての対策を3ステップで解説しました。
ステップ2:急落した時ほど売らずに耐える
ステップ3:余裕がある場合は逆に買い増す
また、これらを投資初心者が実践するには、投資信託の積立設定がおすすめであることについても説明しました。
投資信託には、銀行が販売しているものなど、初心者を狙ったぼったくり商品も数多くあるので、しっかりとした知識を身にるける必要があります。
ぜひ、正しい知識で資産を守っていきましょう。

読んでいただき、ありがとうございました。
コメント