こんにちは!
郵便局員ブロガーの郵便太郎です。
更新が遅くなり申し訳ありません・・・・><
そういえば最近、日に日に郵便局員から希望が失われている気がします!
郵便局員の生活が豊かになるように、
会社のせいにせず、これからも資本主義社会で戦うつもりです!

よろしくお願いします!
今回は、郵便局員でも簡単にできる節税として、
)を紹介します!
iDeCo(イデコ)は郵便局でも取り扱っている商品なので、
耳馴染みの方も多いかもしれませんが、その制度や始め方は複雑・・・・・
「なんかよくわかんない・・・」
という理由で、始めるのをためらっている人もいると思います!

そんなの、年賀のチラシくらいもったいない・・・!
というわけで、今回は、税制上メリットが非常に多く、貯蓄にもなるiDeCoについて、
・iDeCoの仕組みとは?
・iDeCoのメリット、デメリットは?
・具体的にいくらお得なの?
・郵便局員はいくらまでiDeCoに拠出できるの?
をわかりやすく解説します!
「もう制度についてはわかってるよ!」というかたは、以下の記事で郵便局員が具体的に申し込む手順を説明していますので、参考にしてください!
私も勉強してすぐに利用をはじめましたw
ぜひ学んで利用していきましょう!
※記事中で計算をしていますが、簡単にするためにざっくり求めているます。金額はあくまで参考としてください。
郵便局員が解説:iDeco(イデコ)ってそもそも何?
そもそも、聞いたことあるけど、iDeCo(イデコ)ってなんだかよくわかんない!
という方もいると思うので、簡単に解説していきます!
iDeCo(イデコ)とは?
iDeCo(イデコ)とは、
のことで、わかりやすくいうと、自分で積み立てる年金のことです。

9文字の漢字・・・頭痛い・・・・
そんな方もいると思いますが(僕だけかもw)、
苦手意識がなくなるように噛み砕いて説明していきます。
出典:https://dc.rakuten-sec.co.jp/about/
この画像で見るとわかるように、仕組みは簡単です。
毎月お金を積み立てて、運用して、60歳以上に受け取る
大枠はこれだけです。

これならわかるw
この他に、掛け金が所得控除されるというメリットや、他のデメリットなどありますが、
まずはこの簡単な仕組みだけわかっていれば、苦手意識もなくなると思います。
ですが、これだけだと本当にただの貯金になってしまうので、
ただの貯金に比べてどんなメリットやデメリットがあるのか、
わかりやすく説明していきます。
iDeCo(イデコ)のメリット
iDeCo(イデコ)は、主に税制面において、かなり優遇されています。
簡単に概要をまとめると、
①掛け金が全額所得控除
②運用益も非課税
こんな感じです。

コウジョってなんスカ・・・・w
僕もそうだったので安心してくださいw
それぞれ、簡単に説明していきます!
掛金が全額所得控除
まず、「控除」とは、「対象から除く」と考えてください。
ですから、「掛金が全額所得控除」とは、
ということです。
で、この「所得(税金の対象)から除かれる」のが、なぜメリットなのかというと、
所得税の金額は、この「所得(税金の対象)」に税率をかけて求められるからです。
税金=所得金額(税金の対象金額)×税率
出典:国税庁HP
では、イメージを掴むために、具体的に所得税を例に、数字をみていきましょう。
例えば、郵便太郎さんの所得(税金の対象となる)金額が500万円であるとします。
その場合、上の表を見ると所得税率は20%、控除額が42万7500円なので、
【所得税】
500万円×20%ー42万7500円=57万2500円
となります。
※計算式は、「そういうもんか」で大丈夫ですw
ですが、郵便太郎さんはiDeCoを利用し、毎月1万2千円を拠出しています。
この
すると、税金の対象は、500万円ではなく、そこから
ので、500万円(税金の対象)ー14万4千円(iDeCo分)=485万6000円
となります。
そのため、所得税は、
【所得税の計算】
485万6千円×20%ー42万7500円
=54万3700円(本来57万2500円)
結果として、
所得税が
も、税金が安くなりました!年間14万4千円の積み立てで、3万円弱も税金がお得になるのですから、その節税効果がわかると思います。
しかも、この掛け金(14万4千円)は、消費しているのではなく、投資ですから、将来の備えにもなるのです。
これが、iDeCoが節税効果が高いと言われる理由です。

す、すげーーーー
iDeCoは運用益も非課税
上の節税効果もiDeCoの特徴としては大きいのですが、もう1つ大きな特徴があります。
それは、「運用益が非課税になる」ということです。
通常、投資信託や株式などに投資して利益が出ると、約20%の税金がかかります。
これに対し、
つまり、100万円を投資して150万円に増えた場合、通常は利益の50万円に20%の税金がかかり、
50万円×20%=10万円
が税金として徴収され、手取りは40万円になってしまいますが、
ちなみに、
「iDeCoの受取額は、いくらぐらいになるのか?」
という疑問については、最後にシミュレーションしておりますので参考にしてください。
iDeCo(イデコ)のデメリット
税制上、お得な点が多いiDeCoですが、気をつけておくべきポイントもあります。
まとめると、
・手数料がかかる
・受取時の税金に注意
このようになります。
掛け金は60歳まで引き出すことができない
iDeCoの掛け金は、60歳まで引き出すことはできません。
そのため、例えば40歳で積み立てをやめたとしても、20年間は待ち続けることになります。
なので、iDeCoで積み立てる金額については、60歳まで手をつけない覚悟を持つことが大事です。
実はこれは意外と大きなデメリットでして、
掛け金をせっせと投入しても、実際に手にするのは60歳以降になるわけです。
年間14万4千円でも10年間で144万円になりますから、
「60歳になるまでにお金が必要」と言う方には向きません。
あくまで
と言う認識が必要だと思います。iDeCoは運用手数料がかかる
iDeCoは、税制上優遇されていますが、
コストが0と言うわけではありません。
私が運用している楽天のiDeCoの場合は、手数料は以下の通りです。
・加入時(1回):2829円
・毎月:171円(信託銀行、国民年金基金連合会手数料)
・給付時(1回):440円
ただ、上で説明したように、
節税額と比較するとこれらの手数料はさほど影響が大きくないので、
気にする必要はないかと思います。
取得時に税金がかかる
iDeCoの節税効果について、
とお伝えしましたが、
60歳になって積み立てていたお金を受け取る時には、
また、iDeCoの掛け金の受け取り方については、
①年金(分割受取)
②一括受取
これについては、以下で数字を用いてとても簡単に説明していますので、
じっくり読んでみてください。
iDeCo(イデコ)の受取金に関する税金について
出典:https://dc.rakuten-sec.co.jp/about/
原則60際まで積み立てるiDeCoですが、受け取り方は上の画像の通り、
①年金(分割受け取り)
②一時金(一括受け取り)
の2種類あります。
それぞれについて、税金の計算方法が異なるので、覚えておく必要があります。
※参考に計算方法を記載していますが、細かいので、オススメの受け取り方法だけ知りたい方は、「結局郵便局員におすすめな受取方法は?」まで飛ばしてください。w
iDeCoを年金受取(分割受取)する場合
分割で受け取りする場合、公的年金にかかる雑所得控除額は以下の通りです。
出典:国税庁HP
例えば65歳で郵便太郎さんが退職し、年金とiDeCoをあわせて年間500万円受給したとすると、
上の表では「65歳未満・410万円〜769万円まで」に該当するので、
所得金額(税金の対象になる金額)は、
500万円×85%ー68万5千円=356万5千円
になります。
これが、年金とiDeCoを合わせて770万円以上になると、
また税金が変わってきますので、年金(分割)で受け取る場合は、
を考える必要があります。
iDeCoを一時金(一括)受取する場合
一時金で受け取る場合、税金の対象となる金額は、
となります。
上記の、退職金所得控除額は、
出典:国税庁HP
になります。
これを見てわかるように、一時金で受け取る場合は、
勤続年数によって、
例えば郵便太郎さんが、30年勤続したのち、郵便局を退職し、
退職金1500万円、iDeCoで500万円、合計2000万円を一括で受け取ったとします。
すると、
30年勤続で、上の表で20年以上なので、
となります。
なので、税金の対象となる金額は、
(収入金額(源泉徴収される前の金額) - 退職所得控除額) × 1 / 2
ですから、
となります。
合計2000万円も受け取っているのに、
だけなのです!一時金(一括)で受け取る場合、勤続年数が長いほど、この控除(税金の対象から除かれる)が大きくなりますので、
ご自身の勤続年数を踏まえて検討する必要があります。
結局、郵便局員におすすめな受取方法は?
税金の計算、なかなか難しいですよね・・・・・
私も書いていて疲れてきました。w
というわけで、
と思われたことでしょうwwwww
そんなあなたに、個人的な結論をお伝えいたします。
結論から言うと、受け取り方の選び方は、
・勤続年数が短く、かつ公的年金等の収入が多い人は分割受取
で考えていればいいと思います。
計算してみると、退職所得については税額がかなり優遇されているので、
で考えていればいいと思います。郵便局員のiDeCo(イデコ)限度額と節税効果
さて、これまで具体的に、iDeCoの制度について説明してきましたが、
「具体的にいくら節税になって、将来いくらもらえるの?」
と言う疑問で頭が埋め尽くされていることでしょうw
というわけで、それぞれの疑問について解説していきますw
郵便局員のiDeCoの掛け金限度額
ズバリ、郵便局員のiDeCoの限度額は

例でネタバレしてましたねw
出典:https://dc.rakuten-sec.co.jp/feature/simulation_result/?jt=6&a=26&i=450&mc=12&r=5&yc=0&my=1
郵便局員は、「日本郵政共済組合」に参加している、いわゆる第2号被保険者です。
早い話が、
ということです。
ちなみに、公務員や郵便局員は、年金の2階部分が先ほど言ったように共済組合の共済年金を受給することになります。
共済年金は一般のサラリーマンが受給する厚生年金より手厚いため、iDeCoの限度額はサラリーマンより低く、お得感も小さくなっています。※共済年金と厚生年金は一元化されました。

まじか・・・なんでやねんw
郵便局員のiDeCoの節税額シミュレーション
では、具体的に郵便局員がiDeCoを活用したら、いくら節税ができるのか計算してみます。
ちなみに、サンプルはいつも通り郵便太郎さんです。

お願いしますw
郵便局員の太郎さんは27歳で年収400万円で、毎月のiDeCoの掛け金は1万2千円にしました。
これを平均利回り5%で運用し、60歳まで続けます。
すると、いくら節税になるのでしょうか?
今回は、楽天のシミュレーションツールで算出してみます。
すると、結果は以下のようになりました。
60歳までの節税額:71万2800円
1年間の節税額:2万1600円
運用益の節税額:146万2557円
総投資額:475万2千円
→合計(受取)金額:1206万4784円
いかがでしょうか?
1年間の節税額(所得税や住民税)は2万円程度と少ないですが、
運用益にかかる節税額は約146万円と、かなり大きくなっています。
そもそも、60歳で約1200万円を受取ったら、
退職金と合わせて老後2000万円問題などほぼ解決です、
そう考えると、毎月一定額を強制的に積み立てて使えないようにし、60歳に受け取るというのもいいかもしれませんね!
少しでもみなさんが興味を持つきっかけになれば嬉しいです!
具体的に郵便局員がiDeCoを申し込む方法については、こちらの記事で説明していますので、参考にしてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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