【郵便局ドリブン】『ハートドリブン-目に見えないものを大切にする力(塩田元規)』が良著!これからの時代で大切なこと【100冊読書マラソン】

読書
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こんにちは。

郵便局員×ブロガーの郵便太郎です。

 

現在、郵便局で働くかたわら、100冊のビジネス・マネー本を読みまくる「100冊読書マラソン」を実施しています!

 

そんなわけで、今回の【100冊読書マラソン】では、今話題のベンチャー企業「アカツキ」の経営者である、塩田元規さんの、『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力』を取り上げたいと思います。

 

郵便 太郎
郵便 太郎

急に、最近の本になりましたね

 

アカツキは、ゲーム開発や、横浜のエンターテイメント施設「アソビル」などを運営している会社で、最近市場価値がめちゃくちゃ伸びている会社です。

 

そんなアカツキの経営者が出したこの本はSNSなどでもかなり話題になっていて、ずっと読みたかった本です。台風で遅れつつ、やっと読むことができました。

 

先に記事の内容をまとめると、以下の通りです。

『ハートドリブン-見えないものを大切にする力(塩田元規)』まとめ
・現代において、数字よりも大事な「目に見えないもの」について説明した本
・「ドキドキ」「ワクワク」を追求することで機能/価格競争から抜け出す
・「幅広い顧客」ではなく「コアなファン」を作ることが大事
・そのためには、「自分たちがワクワクすること」
・個人的にはホリエモンの考え方に似ている気がする
『ハートドリブン-見えないものを大切にする力(塩田元規)』を読んでほしい人
・就活中の学生
・起業を考えている人
・事業の経営者
・郵便局の管理者

 

最近読んだ、ホリエモンの本とも内容的にはかなり通ずるものがあって、これからの時代は「好きなもの」をどれだけ追求できるか(ワクワクできるか)にかかっている、と再確認できた本でした。

 

まさに、「機能・価格的価値競争」から「精神的価値競争」への変化の始まり、変化のアカツキを感じさせてくれます。

それでは、読んでみた感想と、これからの社会についての個人的な考えを説明していきたいと思います。

『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力(塩田元規)』を読んだきっかけ

それでは、まず「なぜこの本を読もうと思ったのか?」について、説明していきます。

理由は主に以下の2点です。

①SNSでめちゃくちゃ好評だった
②偶然アカツキに勤める知り合いがいて、会社を知っていた

それぞれについて、簡単に説明していきます。

『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力(塩田元規)』を読んだきっかけはSNS

まず、私は基本的にtwitterなどのSNSで読む本の情報収拾をするのですが、この『ハートドリブン』については、ネットでめちゃくちゃ好評でした。

比較的若年層が読んでいて、かつ高評価が多かったので、

「これは読むしかない!」ということで、発売してすぐに購入しました。

 

郵便 太郎
郵便 太郎

ミーハーですね。

『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力(塩田元規)』のアカツキに知り合いがいた

 

もう1つの理由として、実は、アカツキに知り合いがいたことも理由として挙げられます。

 

というのも、そのアカツキで働いている知り合いは、とても楽しそうに働いていて、仕事に行くことにストレスを感じていない様子なのです。

なので、いつも「郵便局とアカツキ、何が違うんだ?」と疑問に思っていました。

 

また、「アカツキ×郵便局」と言えば、

横浜にある「アソビル」も、郵便局の空きスペースを活用して運営しているエンターテイメント施設ですよね。

ASOBUILD | アソビル
横浜駅直通の複合型体験エンターテインメントビル「アソビル」。新感覚のエンターテインメントコンテンツで毎日に“感嘆符”を生み出します!

 

というわけで、よくわからん縁を感じて、「これは読むしかないでしょ!」となり、読んでみることに。

『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力(塩田元規)』を読んでみた感想など

それでは、実際に『ハートドリブン』を読んでみた感想などをまとめていきます。

個人的な感想になりますので、記事を読んで興味を持っていただけた方は、ぜひ読んでいただければ幸いです。

 

『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力(塩田元規)』が伝えたいこととは?

個人的に感じた、『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力』が伝えたいことについてまとめていきます。

・「目に見えないもの=感情」を大事にしていこう
・感情を大事にしていくことで、コアなファンを獲得
・ファンを獲得することで、機能/価格競争から抜け出す

概ね、このような内容だと感じました。

アカツキの経営者の塩田さんは、目に見えない感情だったりを重視しているようで、それは、これまでアカツキというベンチャー企業を経営していく中で感じた重要な点だそうです。

 

読み始めたときは、一般的な経営の教科書と真逆をいきまくっていて、

「クレイジーな経営者だ!」

と思いましたが、読み進めるにつれて、めちゃくちゃ納得しました。

 

今の時代、大企業が数の原理を生かして、便利なサービスを死ぬほど提供していますよね。

その中で、アカツキのようなベンチャーが生き残ろうとしたら、コアなファンを獲得する以外方法はありません。

 

なぜなら、機能で比較すると当然大企業の方が強いからです。

 

となると、数字で測れる機能的側面以外で競合企業に優位をとっていくには、数字で測れないもの、つまり「ハート」で優れる、という戦略になります。

 

このサービスは、グーグルやアマゾンより優れていないけど、なんとなく好き!

 

と言わせれば、価格や機能で優っていなくても勝つことができる、ということです。

 

つまりこの本では、そう言った

「目に見えないもの」を追求することこそ、これからの時代で重要なこと

と繰り返し述べているんですね。

 

また、本書の中で素晴らしいと感じたのは、

ファンになりたくなるようなものを作るには、まず自分がワクワクすることが大事

と述べている点です。

 

確かに、特にアカツキがメインとしているエンターテイメント系の事業では、作っている側の思いは作品に出やすいですし、重要だと思います。

 

郵便 太郎
郵便 太郎

郵便局とは真逆ですね・・・

 

実際にアカツキでは、社員が楽しめるような色々な仕掛けが用意されていたり、オフィスもとてもカラフルで、働くのが楽しくなりそうです。

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ぜひ経営者の方などは、参考にしてみると、社員のモチベーションも上がるのではないかと思います。

『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力(塩田元規)』は精神論ではない

冒頭でも述べているのですが、この本、タイトルだけを見るととても精神論っぽいのですが、実はめちゃくちゃ合理的で、ホリエモンなんかと同じことを言っています。

 

つまり、これからは「優れたサービス」よりも、「入り込める世界観」や、「ワクワクするもの」に価値がつき、機能的に優れているだけのものは淘汰されていきます。

 

塩田さんの場合、アカツキのような「ベンチャー企業が生き残る方法」を全力で考えた結果、ワクワクだったり、面白さだったりと言った、「目に見えないものを大事にする」という方法に行き着いたのだと思います。

 

少し方向性は違うのですが、トマス・J・スタンリーの『1億円貯める方法を1371人に聞きました』という本でも、お金持ちに多い傾向として

「大企業が拾わないニッチ市場で成功すること」

をあげています。

 

大企業と機能、価格面で競争しないことは、これからの時代で成功する必須条件になるのかもしれません。

『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力(塩田元規)』的視点で郵便局をみる

少し趣向を変えて、本書の視点で郵便局を見てみると、どうなるでしょうか。

まず「目に見えないものを大事にできているか」ですが、これはできているとは言えません。

本社は「ワクワク郵便局」なるものを掲げていますが、何がワクワクするのやら・・・

 

また、「社員が楽しく参加していないと、ファンになってくれるような商品を作れない」という部分ですが、これこそ、郵便局にもっとも足りない点ですよね。

 

これらの不正問題が、

いかに社員が苦しみながら働いているか

を物語っていますね。

本書の中では、「社員が楽しく働く方法」として、

「目に見えない社員の気持ちを大切にすること」

などについても触れられており、郵便局の管理者はぜひ読んでいただきたいと思います。

 

郵便 太郎
郵便 太郎

感情なんか聞かれたことありません。

 

しかし、「ファンを獲得する」という視点で見ると、郵便局ほどその土台が揃っているものはないと思います。

全国に郵便局があり、どこでもその目に触れることはできますし、「郵便」という商品も、日常の体験に溶け込んでいるものなので、

考え方次第でお客様にファンになってもらいやすいはずです。

 

例えば、郵便局をもっと遊び心のある施設にする。

局内で習字コンテストをしてもいいし、壁に絵を描いちゃってもいい。何か、お客さんが参加できるようなイベントがもっとあると、ファンになりやすいのかな、と思ったりします。

今の郵便局は、

郵便局員⇄利用者

以上の関係はありませんからね。

 

そのためには、郵便局という会社全体の風土改革や、スピード感を変えていく必要がありますので、その辺りはアカツキのようなベンチャー企業の方が強い部分ですね。

どんな人に『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力(塩田元規)』を読んでほしいか

これらを踏まえて、「どんな人に『ハートドリブン』を読んでほしいか」ですが、以下のような人には、ぜひオススメです。

・就活中の学生
・起業を考えている人
・事業の経営者
・郵便局の管理者
この本は、「常識的な価値観」=「数字や機能を重視」を真っ向から壊してくれますし、アカツキの成功が、社会的にその変化が訪れていることを示してくれています。
就活中の学生には、これから社会人になるにあたって、「楽しく働くって?」や「社会に価値を提供している会社とは?」ということについて、本当によくわかるのでオススメです。
また、起業を考えている人や、すでに企業している人は、組織マネジメントや、事業運営について、失敗談や、「どのように乗り越えて今のアカツキになったのか」という部分が非常に参考になります。
そして、郵便局の管理者ですが、本当に管理者登用試験の時に配ってほしいくらい、マネジメントに役に立つ本なので、この記事を読んだらすぐにポチってほしいと思います。
郵便 太郎
郵便 太郎

郵便局管理者へのメッセージだけ熱が違いますね。

『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力(塩田元規)』まとめ

今回は、『ハートドリブン』について、読んだ感想などを説明してきました。

 

『ハートドリブン-見えないものを大切にする力(塩田元規)』まとめ
・現代において、数字よりも大事な「目に見えないもの」について説明した本
・「ドキドキ」「ワクワク」を追求することで機能/価格競争から抜け出す
・「幅広い顧客」ではなく「コアなファン」を作ることが大事
・そのためには、「自分たちがワクワクすること」
・個人的にはホリエモンの考え方に似ている気がする

 

読んでみて、これまでの価値観が変わるとともに、これからの時代で大事な価値観を端的に説明していくれている本だということがわかりました。

これからの時代を生きる上で、読んでいて損はない、むしろ得しかない本です。

ご興味を持った方がいたら、ぜひ読んでいただきたい本です。

 

郵便 太郎
郵便 太郎

読んでいただき、ありがとうございました

 

 

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